from :: Asahikawa Hokkaido

passer-by198

primetime pencil

2016/07/05


Posted

橋下徹「英国民のEU『離脱』選択はポピュリズムなのか? 僕が現地で感じたこと」

 source : 2016.07.04 PRESIDENT Online (クリックで引用記事開閉)




6月23日、EU離脱派が勝利を収めたイギリスの国民投票。橋下徹氏は投票1週間前からイギリスに滞在して、「離脱」「残留」両派の声を取材した。大阪市長として「大阪都構想」の是非を問う大規模な住民投票を行った経験のある橋下氏が、「英国EU離脱」という歴史的大事件をどう見たか。公式メールマガジン《橋下徹の「問題解決の授業」》vol.13(7月5日配信)の一部をお届けする。

■EU問題は
「東アジア共同体」構想に置き換えると考えやすい


今回のイギリスの国民投票を日本人が論じるには、日本のことに置き換えて考えると分かりやすい。国民投票を否定して議会制民主主義が重要だというなら、永田町の国会議員の判断をそんなに信用できるのか。国の重大な方針をすべて国会議員の判断に委ねるのか。日本では、憲法改正においては国民投票を求めている。

離脱という選択は間違っているというなら、かつて旧民主党の鳩山由紀夫さんが熱心に提唱していた日中韓が一つにまとまる「東アジア共同体」構想を考えるとよい。日中韓が外交的に良好な関係を築くことは当然としても、共同体まで目指すのか。中国人がパスポート審査なしで、どんどん日本に入ってきて、自分たちの街に大量の中国人が住んでいる状況。彼らは日本人と異なるマナーで生活し、そして安い賃金で働いている。こんな社会を想像してみてよ。




東アジア共同体による単一市場化によって企業が活動しやすくなったとしても、僕はそんな日本は嫌だね。企業活動だけが重要なんじゃない。現実の暮らしがもっと重要だ。

もし僕より若い世代が、日中韓・東アジア共同体構想を進めたいというなら、進めてもらって構わない。若い世代の意思を尊重したい。そしてそのような構想が進む中で生まれてくるさらに若い人たちは、東アジア共同体に違和感を覚えず賛同するだろう。でも、僕は違う。「俺の目が黒いうちは、日本を感じるところは残しておいてね」と言うだろうね。僕もあと30年くらいの人生。その間にどんどん日本がなくなってしまうことには危機感を覚えるだろうね。だから若い世代の意思を尊重しつつも、東アジア共同体構想がある一線を超えれば、僕は離脱派になる。

そのときに、離脱という判断はポピュリズムだ!! 感情的だ!! と言われたら頭に来るね。さらに企業活動がおかしくなって経済が停滞する!! と言われても、経済だけを考えるな、バカ、と言い返すだろうね。なぜ離脱なのか、冷静に論理的にいくらでも主張できる。東アジア共同体構想のおかしいところをいくらでも指摘できるし、東アジア共同体残留派を論破できる自信がある。

にもかかわらず、東アジア共同体離脱の主張は、感情的で非合理的なのか? 論点は何で、双方の主張の合理性はどうなのか。ここを徹底的に吟味しなければならないのに、離脱派の主張はポピュリズムだ!! で片づけられたらたまったもんじゃないよ。

■離脱派だけでなく残留派の
「脅し」や公約違反も公平に問題にすべきだ


最近、日本のメディアは、離脱派が国民投票前に唱えていた主張が嘘だったと報道している。イギリスの選挙ではもちろん、日本の選挙でもそんなことはよくあること。キャメロン首相は移民の数を10万人以下に抑えると公約して総選挙を戦った。ところが現実は移民の数は30万人。現在、イギリスに移民を制限する手立てはない。にもかかわらず移民を抑制すると言い放ったのは大嘘つきで、とんでもない公約違反だ。離脱派の公約違反を指摘するなら、残留派の公約違反も指摘しなければならない。残留派はイギリス政府がはじいた経済予測を持ち出し、EUから離脱すればこれだけイギリスにマイナスになる!! と主張した。日本の自称インテリも同じことを言っている。

しかし官僚や政府の予測が外れるなんて日常茶飯事。そう言えば、つい最近では、消費税を8%に上げても日本の経済には何の影響もないと言い続けていた財務省の予測が、まったく外れたことは記憶に新しい。

イギリスでも同じ。イギリスはEUに加盟する際、統一通貨のユーロに入らず独自通貨のポンドを維持する、そして人の移動の自由を保障するシェンゲン協定にも入らないという決断をした。この際、現在残留を主張している人たちは、ユーロに入らなければ、シェンゲン協定に入らなければイギリスは孤立する、経済は衰退する!! と脅しに脅しをかけた。では現実はどうか? EUの中でイギリスはドイツと共に経済は好調だ。今回、残留派の主張にも多くの嘘があるだろう。ここは公平に検証すべきだ。

ここで少し、EUとシェンゲン協定について解説します。

この2つを混同している人が多い。イギリスはEUに加盟しているがシェンゲン協定には加入していない。EUに加盟すると、加盟国間の人の移動や居住は自由になる。EU国民は、EU域内の移動は自由であり、どこにでも居住できる。つまり不法滞在という概念がなくなる。

シェンゲン協定は、パスポートチェックをしないということ。こちらは手続きの話。そうするとイギリスは、EU国民がイギリスに入ってくることは保障するけど、パスポートチェックだけはしますよ、というもの。したがってEU国民に対してはパスポートチェックは形式的なものになる。非EU国民に対してのみパスポートチェックの意義が存続する。

ちなみにシェンゲン協定加入国はEU国民はシェンゲン協定圏内をパスポートチェックなく自由に移動でき、居住できる。さらに非EU国民がシェンゲン協定圏内に一度入国すると、非EU国民もシェンゲン協定圏内をパスポートチェックなく移動できる。

元へ。イギリスはEU国民を原則無制限に受け入れなければならない。ただし一応のパスポートチェックはするが、それはEU国民の入国管理、すなわち受入数管理を伴うものではない。パスポートチェックは形式的なもので、パスポートコントロールはないに等しい。

■これから起きる地政学的大変化!
日本にとってのメリットは何か!?


日本にとっての影響も、単純な経済の面だけではなく、地政学的な大局観で考えるべきだ。世界地図を見るとユーラシア大陸の東に日本、西にイギリスがある。両島国でユーラシア大陸を挟んでいる。そしてイギリスは旧植民地などとともに53国でイギリス連邦を構成している。このメンバーの国の位置をみたら凄い。アフリカにインドに、シンガポール、オーストラリア。北アメリカではカナダ。それに海にちりばめられた数々の島。イギリス連邦ではないが、アメリカはもちろん特殊な関係だ。

日本はこれらの国とがっちりネットワークを組むことに大きな利益があるはずだ。これまでイギリスはEUに足を突っ込んでいたが、日本側に引き込めばいい。冷戦構造が崩壊し、アメリカ一極体制が続いたが、それも崩壊した。中国が大きく台頭し、ロシアも大国への復権を虎視眈々と狙っている。そこにEUというヨーロッパの塊ができつつある。

このような状況下で、学校でいえばイギリスの「クラス替え」が起きたのだ。これは日本にとってメリットも大きいはず。これからの世界のパワーバランスは、中国、ロシア、EU、そして海洋国家ネットワークという構成にもなり得る。中国、ロシア、EUは大陸系だ。インドやシンガポール、オーストラリア、カナダをはじめとするイギリス連邦に、アメリカ、日本を加えた海洋国家グループ。それぞれの国の価値観もばっちり合うだろう。新しい国際政治パワーを作るには、イギリスをEUから引き離す戦略が効いてくる。ポリティカル・コレクトネスや経済的な側面だけで、EUは一つ!と言い続けることの方が思慮に浅い。

イギリスがEUに残る方が日本にとっていいのか、離脱する方がメリットなのか、深く戦略的な賢い思考をしなければらない。そのためには、離脱は感情的、ポピュリズムの判断だ!という今の日本の自称インテリの思考こそ駆逐しなければならない。

と、ここまで書いたところで、イギリスでは保守党党首選の行方が混沌としてきた。離脱派勝利の立役者であるボリス・ジョンソン氏が不出馬。代わってゴーブ氏が出馬するも、党内議員の間では残留派のメイ氏が強い。イギリスの政党党首選は、最後は一般党員が決する。まさに議会制民主主義を直接民主主義が補完する形。一般党員による投票が、感情に流される!! 非理性的だ!! ポピュリズムだ!! なんていう声は聞かない。だから国民投票自体をポピュリズムだと批判する声も、当のイギリスでは聞かない。ポピュリズムという言葉を多用するのは、日本くらいで、まだまだ民主主義が成熟していない証拠。

元へ。ここで残留派のメイ氏が、残留を主張して党首に選ばれたらどうなるか。保守党党員投票と国民投票の結果が異なることになるが、保守党党首選である以上、保守党党員の投票を重く受け止めなければならないことは間違いない。保守党党員の投票結果を受けて、今後、メイ氏が総選挙でさらに残留を訴えて勝利したらどうなるか。

結局のところ、今回の国民投票には法的拘束力がないことが将来の不確実性の最大の原因だ。今回の離脱騒動は、国民投票の結果を受けて、政治家が離脱を「政治的に」決断することに過ぎない。法的な話ではない。であれば、諸般の事情によって、「政治的に」残留に変えることもできる。そのためには、残留派のメイ氏が、残留を唱えて党首選に勝ち、残留を唱えて総選挙に勝つ必要がある。その上で残留に変更、そこまでできなくてもEUへの離脱の通知を遅らせる。

これだけの政治的プロセスを踏んでイギリス国民の残留の意思を表に出したら、イギリスからの離脱通知が遅れてもEUは文句を言えないだろう。そうこうしているうちに、離脱に沸いた国民の熱も冷めるかもしれない。いずれにせよ、残留派が、国民投票をポピュリズムだと批判するだけでは何の進展もない。それは口だけの人のいつものパターン。離脱という今回の国民投票の結果を尊重しながら、残留にもっていくには、政治的なプロセスが必要。それは、保守党党首選と総選挙を使うしかない。これが問題解決のための実行プロセスだ。

※本稿は、公式メールマガジン《橋下徹の「問題解決の授業」》vol.13(7月5日配信)の一部です。全文はメールマガジンで!


0 Comments :

Post a Comment :: Click!!

コメントを投稿

 ■Sponsored Link

韓国大統領 月山明博(李明博)の…天皇陛下への「不敬発言」
痛惜の念などという単語一つを言いに来るのなら、来る必要はない。
日王は韓国民に心から土下座したいのなら来い。
重罪人にするように手足を縛って頭を足で踏んで地面に擦り付けて謝らせてやる。
重罪人が土下座もしない、言葉で謝るだけならふざけた話だ。
そんな馬鹿な話は通用しない。
それなら入国は許さないぞ。
偽左翼マスメディアの情報操作手法
手法 用例 手法 用例 手法 用例 手法 用例
連想の創出 愛国者に対して「軍靴の音が聞こえそうだ」などと揶揄し否定的な印象を与える… コメント 人々を一定の方向に誘導するために「事実とは異なる解釈」をコメントさせたり「社説」にする… プレゼンス効果 現場からの中継や縮小ジオラマなどで「臨場感」を演出し「やらせ」も交えて信用されやすくする… 分類表 一部の「ネット右翼」が批判しています…のように決まった単語・フレーズで事象を分類して極小化・極大化する…
撹乱 「第三極も含めて政党が乱立して訳が分かりません…」などと連日「情報ノイズ」で溢れさせ興味自体を失わせる… 癒着提案 TBS「安倍官房長官印象操作映像事件」のように「個別の事実」を「継ぎ接ぎ」して「誤った印象」を植え付ける… 匿名の権威 「信頼すべき消息筋によれば…」のように情報元を明かす必要がない事を逆手に取り記事の内容に権威を与える… 日常会話 お隣の「韓国」では…のように本来否定的な要素「韓国」を日常会話のように繰り返し心理的習熟効果で反応を麻痺させる…
感情共鳴 コンサートで開催場所の地名を大声で繰り返し叫ぶ…などのように「デモ」「集会」などで群集を理性ではなく感情レベルで反応させる… 歴史の書き換え 民主党の「天皇制廃止」「戸籍法廃止」「夫婦別姓」などの愛国心を低下させるための国家・民族全体に対する長期的な情報操作… 感情整列 この時間にご覧になっている貴方だけに限定100セットだけ…などと「一定のシチュエーション」を用意して群集の感情を「均一化」させる… 一次効果 「朝日新聞の従軍慰安婦捏造問題」「iPS細胞での読売新聞大誤報」など「最初に発信された情報」は嘘でも捏造でも信用されやすいという原理…
ブーメラン 坂本龍一・山本太郎などの著名人を使い原発管制報道に対する「自由の闘士」を作り出し国力を削るために「愛国者」を装った抗議運動を展開する… 心理的ショック 日本は豊かなのだと錯覚させ更に絞り取るために「飢餓」を伝え…日本は悪い事をしたと日本人を自虐的に思い込ませるために繰り返し「戦争」を伝えます… 半真実 「マニュフェストが実現出来なかったのは自民党の負の遺産のせいで民主党がダメだった訳ではない…」のように嘘の中に一面的な真実を織り込み全体を真実に見せる… フィードバック 「支持政党無しの無党派層は過去最高」という結果を得るために世論調査の回答項目に「民主党もダメだけど自民党もダメ」という項目を設定し全体の意見に偽装する…
すり替え 「傷害」を「いじめ」「窃盗」を「万引き」「殺人事件」を「交通事故」「テロリスト」を「レジスタンス」「略奪事件」を「抗議デモ」など受け入れ易い言葉に置き換える婉曲手法… 脅威の創出 尖閣購入時に「中国の脅威」は民主党政権以降に尖鋭化していたにもかかわらず恰も「都知事発言以降に尖鋭化した」かの如く捏造し民主党には他に選択肢は無かったと責任転嫁… 社会的同意 首相の靖国参拝に「外国」から激しい反発が起こっている…などと…特定アジアだけの意見を恰も世界全体が同意していると錯覚させる…「人権擁護法案」「外国人参政権」などもこの手法… 側面迂回 民主党の原発事故対応では線量などの周辺情報は正確に報じられ枝野幸男の「直ちに健康に影響を及ぼすものではない…」の嘘の信憑性を高めメルトダウン・風向きなどの核心部分は隠蔽された…
虚偽類似 「視聴率低迷は若者のテレビ離れのせい…」「CDが売れないのは違法ダウンロードのせい…」「紅白歌合戦に韓流スターが出演できないのは日本の右傾化のせい…」など都合の良い「原因と結果の因果関係」を作り出す… 事実確認 原発安全神話を作り出したのも公共事業にジャブジャブ税金をつぎ込んだのも自民党です…など…「一面的な事実」を先に述べ「事実確認」させ…自民党政権に逆もどりして良いんですか?…と未来を誤認・錯覚させる… 毒入りサンドウィッチ 「白川総裁が自民党の経済政策を批判」「安倍総裁の経済政策発言を市場が好感し円安に振れ株価は年初来の高値」「一方でハイパーインフレを懸念する声も」…のように序文と結論の否定的報道で肯定的な報道を挟み肯定的な報道の意義を低下させる… 砂糖入りサンドウィッチ 毒入りサンドウィッチの逆の手法…
  偽左翼マスメディアの情報操作手法
偽左翼マスメディアが日本人には絶対に伝えない真実
■イラクでの自衛隊に対する前代未聞の「感謝デモ」
(サムネイル画像のクリックで動画がポップアップ)

当時自衛隊叩きに躍起になってたメディアの
捏造・隠蔽から目覚めよう
誇りある日本の再生のために
「jQuery」と「jQuery UI」で HTML に彩りを添えよう…

「導入」「Button」「Accordion」「Tabs」「Effects/Slide」
「Progressbar」「Dialog」「Tooltip」「Menu」 「Extra」 / 公式「Widgets」以外の「jQuery UI」スクリプト
Blogger Template Customize Universal / INDEX
Blogger テンプレート・カスタマイズ / 全般を解説
高速化・最適化対策の結果と備忘録
Scroll Top